【トレーナー監修】肩こりになるNG行動5選|ストレッチの専門家が徹底解説!

オンライン会議後に肩がパンパン…そんな悩みはありませんか?
結論をいうと、肩こりは日常の小さな行動が積み重なって起こると言われています。

実は…無意識の習慣が筋肉の血流を妨げ、疲労をため込むのです。
この記事では、ストレッチの専門家がNG行動と具体的な対処法を徹底解説します。

監修トレーナー
タラケン@tarakenko

▼出張整体ストレッチ東京 代表
ダイエット検定の元試験官であり、世界13ヶ国以上の国籍、1~82歳の幅広い世代を担当。

▽所有資格
・日本ダイエット健康協会認定 生活アドバイザー
・日本ダイエット健康協会認定 プロフェッショナルアドバイザー
・日本ダイエット健康協会認定 ダイエットインストラクター
・日本ダイエット健康協会認定 コーディネーター
・MGA認定 コアバランスストレッチ
・国際ライセンス ITEC認定 解剖生理学

………………………………………………………….

目次(Contents)

1. 肩こりになるNG行動5選

肩こりは「症状」そのものよりも「生活様式の結果」と言われています。
本章では、デスクワーカーが無意識に選びがちな五つの行動を取り上げ、それぞれがどのように筋肉の緊張と血流停滞を招くのかを解説します。

NG行動1:スマホ首(ストレートネック)を放置する

首が前に突き出た姿勢は頭部の重さを数倍に感じさせると言われ、僧帽筋や肩甲挙筋に継続的な負荷を与えます。
デスクワーカーの場合、通勤時の電車内や休憩中のSNSチェックなど、スマホを胸の位置より下で操作するシーンが多く、これが首のカーブを失わせる要因になるとされています。

うつむき姿勢が長時間続けば、筋肉ポンプが働かず老廃物が蓄積し、夕方には肩全体が張ってしまう——そんな悪循環に陥りやすいのです。

NG行動2:椅子に浅く腰掛けた“C字姿勢”で座り続ける

背もたれと骨盤の間に隙間ができ、骨盤が後傾した状態は背部の筋肉を常に伸張させると言われています。
その結果、肩甲骨が外側に広がり僧帽筋上部が引き伸ばされ、筋肉内の血管が圧迫されやすくなります。

業務集中時に気づくと2〜3時間同じ姿勢、という声は現場で頻繁に聞かれますが、この間に筋肉の酸素供給は低下し、肩こり発生リスクが急上昇すると考えられています。

NG行動3:モニター位置が低すぎる

ノートPCを直接机に置くと、目線が下がり肩が内旋して“巻き肩”を誘発します。
巻き肩になると大胸筋が短縮し、拮抗筋である菱形筋が常に弱化ポジションに置かれると言われています。

これが肩甲骨の可動域減少を招き、結果として肩周辺の血流が悪くなる——まさに“姿勢が固定されたまま動かない”状態です。

NG行動4:休憩中に腕を枕にしてデスクで仮眠

肘から先をクッションにして頭を乗せると、三角筋や上腕二頭筋が肩関節を不自然に牽引すると言われています。
その体勢で10分以上眠ると肩の前側で筋膜が癒着しやすく、起床後の重だるさにつながります。

しかも眠気覚ましのつもりでコーヒーを一気飲みすれば末梢血管が一時的に収縮し、余計に血流が滞る悪手になることも。

NG行動5:水分摂取を後回しにする

体内の水分量がわずか1%減るだけでも筋肉の弾力が低下し、血液粘度が上がると言われています。
デスクワークは発汗量が少ないため喉の渇きを感じにくく、結果として午前中にコップ1杯しか飲まないという声も珍しくありません。
水分不足は筋肉への酸素輸送を阻害し、肩こりだけでなく頭痛の誘因にもなると指摘されています。

呼吸の浅さもNG行動に隠れた共通項です。
姿勢が崩れるほど横隔膜の動きが阻害され、肩周囲の補助呼吸筋が働きっぱなしになると言われています。

その結果、筋肉疲労と酸欠のダブルパンチで肩こりが加速するため、深い腹式呼吸を意識するだけでも緊張緩和が期待できます。
デスクワーカーの多くが「仕事が忙しいから仕方ない」と思い込んでいますが、ほんの数センチの画面位置調整や数十秒の姿勢リセットで筋肉負担は劇的に変わるとも言われています。

肩こりを単なる疲労の延長だと放置せず、まずは自分の行動が問題の根源になっていないかをチェックすることが、根本改善の第一歩になるでしょう。

2. 対処法:今日からできる肩まわりリリース&ストレッチ

肩こりは「感じたらすぐ動く」が鉄則と言われています。
ここでは前章のNG行動をリセットすることを目的に、椅子から離れずに実践できるリリースとストレッチの組み合わせを紹介します。

いずれも1セット30〜60秒、仕事の合間に取り入れやすいメニューばかりです。

① 胸椎モビリティアップ・ハンズアップ伸び

  1. 椅子に深く腰掛け、両手を頭の後ろで組みます。
  2. 息を吸いながら肘を大きく開き、胸を天井に向けて突き上げるように背中を反らせます。
  3. 吐く息で軽く力を抜き、10回ゆっくり繰り返します。

胸椎の伸展が得られると、巻き肩の原因となる肩甲骨外転が自然に戻りやすいと言われています。
画面の高さを調整する前後に行うと筋肉の適応が早まります。

② 上部僧帽筋リリース・タオルスライド

  1. フェイスタオルを両手で肩幅より広く持ち、背筋を伸ばします。
  2. 息を吸いながらタオルを頭の上で引っ張り合い、肩甲骨を下方回旋させるイメージでゆっくり腕を下ろします。
  3. 息を吐いて力を抜き、8回ゆっくり反復。

強い力で引くよりも、肩甲骨が背骨に寄る感覚を丁寧に意識することがポイント。
「思ったより軽い負荷で十分」とされています。

③ 座位肩甲骨ストローク

  1. 両拳を軽く握り、肘を90度で脇を締めます。
  2. 肘で後ろに円を描くように肩甲骨を回し、前→上→後→下の順で3周。
  3. 逆回転も3周行います。

肩甲骨周りの筋肉に短時間で血流を呼び戻し、デスクワークで溜まった酸欠状態をリセットできると言われています。

④ 立位ウォールプレス・肩前面ストレッチ

  1. 壁に手のひらを当て、足を半歩前に出します。
  2. 胸を開き、肩の前面が伸びる角度で体重を前方へ移動し20秒キープ。
  3. 反対側も同様に。

大胸筋と小胸筋を同時に伸ばすことで、肩が内旋しにくい姿勢を保ちやすくなります。

⑤ ミニボトルで“ながら”水分補給

500mlのペットボトルを机上に常設し、タスク完了ごとに3口飲むルールを設定します。強制的なリズムで水分を回復させることで、筋肉の柔軟性を保ちやすいと言われています。
トイレが近くなる心配がありますが、逆に小休憩のタイミングが生まれ、肩まわりを動かすチャンスにもなります。

補足として、ストレッチ直後に肩や腕を軽く振る“シェイクアウト”を行うと、筋肉内の静脈血が押し出されやすくなるため、回復スピードが速まるとされています。
実践時は“痛気持ちいい”を上限に、呼吸を止めずリズミカルに動くことが大切です。

呼吸リセットで相乗効果

浅い胸式呼吸は首肩の補助呼吸筋を酷使し、肩こりを助長すると言われています。
ストレッチの前後に“4秒吸って6秒吐く”腹式呼吸を5回行うだけで、副交感神経が優位になり筋肉の緊張が抜けやすくなります。

背もたれに寄りかかり、お腹が風船のように膨らむ感覚を確認しながら行うと姿勢も整いやすく一石二鳥です。
注意点として、痛みが鋭い場合やしびれを伴う場合は、無理をせず次章で述べる専門家への相談を念頭に置きましょう。セルフケアは「気持ちいい範囲で留める」が大前提です。

これらの対処法は“短時間×高頻度”の実践が鍵。
「昼休みにまとめて30分」よりも「1時間ごとに1分」が血流改善には効果的とされています。

試してみて「スッと血が巡る感じ」が得られたら、肩こり改善への第一歩を踏み出した証拠です。

3. 原因:肩こりを招く3つのメカニズム

肩こりは「筋肉への酸素不足」「神経の感作」「姿勢習慣」の三重奏で起こると理想とされています。
本章では仕組みをシンプルに紐解き、なぜデスクワーカーに症状が集中するのかを説明します。

メカニズム1:筋肉ポンプの停滞

筋肉は収縮と弛緩のポンプ作用で血液を心臓へ戻す役割を担っています。
長時間の静止姿勢ではこのポンプが働かず、局所に乳酸や老廃物が滞留しやすいと言われています。

特に首から肩への筋群は細い血管が多く、血流が滞ると早期に酸欠シグナルが出やすい部位です。
その結果、軽い疲労でも「ずしん」と重い違和感として自覚しやすくなります。

メカニズム2:神経の感作とストレスホルモン

人は精神的ストレスを感じると、交感神経が優位になり筋肉を緊張させるホルモンが分泌されると言われています。
タスク締切や会議プレッシャーなどデスク環境の心理的負荷は、筋肉を無意識に硬直させる引き金です。

さらに、痛みを伝えるC線維が繰り返し刺激を受けると“感作”という現象で閾値が下がり、「以前より早く肩がこる」状態へ移行すると考えられています。

メカニズム3:姿勢パターンの固定化

背中を丸め、首を突き出し、腕を前に差し出す——いわゆる“デスクワーク姿勢”は、同じ筋肉ばかりを使う非対称的な負荷パターンです。
この癖が長年反復されると、関節包や筋膜が固まり「伸びにくく縮みにくい」状態に移行すると言われています。

するとストレッチをしても動きの出る範囲が狭く、わずかな負荷でも血流が阻害されやすくなります。

近年では、精神的ストレスと筋骨格系痛の関連を示す研究が増え、「脳—筋」ルートで痛みの感じ方自体が変化するとも言われています。
つまり、同じ負荷でも“追い込まれている時ほど痛い”のは気のせいではなく生理学的理由があるのです。

仕事の繁忙期に肩こりが悪化する現象も、このルートで説明できます。
もう一つ見落とされがちな要因が“視覚ストレス”です。高コントラストの画面や小さな文字を長時間凝視すると、眼精疲労が三叉神経を介して肩周辺の筋緊張を高めるという説があります。

ブルーライトカット眼鏡やフォント倍率の調整は肩こり軽減にも寄与する可能性が指摘されており、「目の疲れは肩の疲れ」と認識することが重要です。

なお、肩こりを「加齢現象だから仕方ない」と一括りにする声もありますが、実際には年齢よりも姿勢習慣や作業環境の影響が大きいと言われています。
逆にいえば、40代以降でも姿勢と休憩サイクルを最適化すれば症状が軽減する事例は数多く報告されています。

生まれつきの骨格ではなく“自分で選べる行動”が主因である点を押さえておくと、改善へのモチベーションが高まるでしょう。
要するに、肩こりは「筋肉」「神経」「姿勢」という三つの車輪が同時に回って起こる“生活習慣由来の総合症状”と考えるのが近年の主流です。

4. 予防:肩こりを寄せつけないワーク&ライフデザイン

肩こりの予防は「姿勢を正す」だけでは不十分と言われています。
筋肉・神経・習慣を総合的に整えるために、以下の三本柱で生活を再設計すると効果的です。

ワークステーションの環境調整

  • モニターは目線よりやや下:目線が10度下がる位置にモニター上端を合わせると、首の前傾が最小化されると言われています。ノートPC派はスタンドを使い、外付けキーボードで高さを確保しましょう。
  • チェアの座面高さ:膝が股関節よりわずかに低くなる設定が骨盤前傾を保ちやすいとされています。足裏全体が床につく高さを基準に。
  • 肘置きの活用:肘の重さは意外に首肩へ負担をかけるため、アームレストで支えると僧帽筋の緊張が和らぐとの報告があります。

マイクロブレイク戦略

45分につき2〜3分の立ち歩きが肩こりだけでなく集中力維持にも役立つと言われています。
タイマーをセットする、ポモドーロ・テクニックを採用するなど、強制的に立ち上がる仕組みづくりが鍵です。

コピーを取りに行く、窓際でストレッチを一つ行うだけでも血流は大きく改善します。

アフター5でのコンディショニング

仕事後すぐにソファへ直行すると、筋肉は回復タイミングを逃します。
帰宅後10分のストレッチとゆるい有酸素(散歩やラジオ体操)が、翌朝の肩の重さ軽減に寄与すると言われています。

また、就寝90分前の入浴で深部体温を軽く上げておくと、筋肉内の血流が改善し修復ホルモン分泌が促進されるとも理想とされています。

生活習慣ルールの例

  • 水分目標:起床後1杯、午前・午後で各600ml、就寝前200mlを目安に。
  • ビタミン+たんぱく質:筋肉修復に欠かせないため、朝食に卵や納豆、昼は鶏肉など吸収性の高いタンパク源を取り入れると良いと言われています。
  • SNSは寝る30分前にオフ:ブルーライトは交感神経を刺激し筋緊張を高める恐れがあるため、寝付きと肩こりの両面で悪影響と考えられています。

なお、ルールを一度に完璧に実行しようとすると挫折しやすいとも言われています。
まずはモニター位置の調整とマイクロブレイクのタイマー設定など、即日完了できるタスクを一つ決め、達成感を積み重ねることが長期的な習慣化のコツです。

さらに、週末だけでも自然光の下で軽くジョギングやウォーキングを行うと、肩周辺の筋血流と同時に気分転換によるストレス低減効果も期待できると言われています。

小さな積み重ねが肩こり予防の最大の武器になるのです。
また、室温は25〜26度、湿度は50%前後が肩の筋肉が最もリラックスしやすい環境と言われています。

オフィスが寒い場合は薄手のストールを肩にかけ、血流低下を防ぐだけでも体感が変わります。
パーソナル加湿器やUSBヒーターなど小型ガジェットも上手に活用しましょう。

さらに、リモートワークの方は“疑似通勤ウォーク”が推奨されています。
出勤時刻の20分前に家を出て近所を一周して戻るだけで、全身の血流と覚醒レベルが上がり、肩のこわばりを感じにくくなると言われています。

帰宅後の切り替えとしても効果的で、仕事と私生活の境界を作りやすい利点も挙げられます。
環境×行動×栄養の三点を同時に最適化することで、「仕事をしながら肩も軽い」状態をキープしやすくなります。

特別な器具より“毎日同じ簡単ルール”が続きやすく、結果的に最大の予防策になるでしょう。

5. 継続するためのコツ:モチベーションと仕組みをデザインする

肩こり対策は「効いた気がするけど三日坊主で終了」という声が少なくありません。
続けるためには“意思に頼らない仕組み化”と“数値での見える化”が重要と言われています。

コツ1:トリガー習慣でセット化

ストレッチ単体を習慣化するより、「コーヒーを入れるついでに肩回し」「会議が終わるたびに胸開きストレッチ」のように既存行動に紐づけると継続率が高まるとされています。
「やるかどうか考える」を排除し、瞬時に動けるスイッチを作るのがポイントです。

コツ2:セルフログで小さな達成感を可視化

ノートやスマホアプリで「1日○回伸びをした」「水を1本飲み切った」などをチェックするだけで、脳の報酬系が刺激され“続けたくなる”状態になると言われています。
数字は大きくなくても「やった事実」が肩こり改善の自己効力感につながります。

コツ3:ソーシャルプレッシャーを活用

同僚や家族に「肩こり対策を始めた」と宣言し、1週間後に感想をシェアする場を設けると、適度な外圧が継続モチベーションを後押しします。
オンラインチャットグループで「ストレッチ完了スタンプ」を押し合う形式も人気です。

コツ4:環境投資で“やらざるを得ない”状況を作る

スタンディングデスク、モニタースタンド、ストレッチポールなど小さな投資は、「買ったからには使わないともったいない」という心理が働き習慣化を後押しすると言われています。
デスクトップ背景を「水を飲もう」と促す画像に変えるなど、視覚的リマインダーも効果的です。

コツ5:ご褒美設計で脳をだます

1週間継続できたらお気に入りのカフェでリラックスする、美容院でヘッドスパを受けるなど、外部報酬を設定するとモチベーションが持続しやすいとされています。
ご褒美は「肩にいいこと」とは別軸の楽しみを選ぶと、脳がルーティンをポジティブ経験として記憶しやすくなります。

計測とフィードバック

肩こりの指標は主観に頼りがちですが、「肩の挙上角度」「デスク周りの温度湿度」「1日の歩数」など具体的な数字を記録すると、改善の効果が可視化され自信につながると言われています。
最新のスマートウォッチは姿勢警告機能も搭載しているため、腰掛け姿勢が崩れた瞬間にバイブ通知で気づける便利なツールです。

最後に、習慣は「できた日」より「忘れた日」を即リスタートできるかが成否を分けると言われています。
空白を恐れず、リズムを取り戻すことこそ真の継続力です。肩こり対策を“継続する技術”として捉え、行動科学のフレームワークを活用すれば、もはや特別な根性は不要なのです。

コツ6:ゲーミフィケーションで楽しむ

スマホアプリの中にはストレッチや姿勢改善をゲーム感覚で続けられるものが増えています。
毎日の実践でポイントを貯め、アバターが育つ仕組みが“飽き”を防ぎやすいと言われています。

シンプルな打刻アプリでも、累計回数がグラフ化されるだけで達成感は倍増します。
数字やバッジが増える様子を可視化するだけで、脳は“次もやろう”というドーパミンを分泌しやすくなると報告されています。

6. 専門家へ相談するタイミングと選び方

セルフケアで一定の改善が得られても、「鋭い痛み」「腕や指へのしびれ」「頭痛を伴う」などの症状が出た場合は専門家に相談することが推奨されています。
ここでは医療機関・整体・ストレッチ専門施設の3つの選択肢について、それぞれの特徴と選び方のポイントを説明します。

1) 医療機関(整形外科・リハビリ科)

  • 相談タイミング:痛みが2週間以上続く、神経症状がある、睡眠を妨げるほどの強さなど。
  • 特徴:X線やMRIなど画像診断で重大な疾患を早期発見できるのが最大のメリット。薬物療法や物理療法で炎症を早期に鎮める選択肢があると言われています。
  • 選び方:口コミだけでなく、診療ガイドラインを公開しているか、医師が説明に十分な時間を割いてくれるかをチェックすると安心です。

2) 整体

  • 相談タイミング:検査で異常がなく、慢性的な筋緊張を感じる場合や姿勢調整を求める場合。
  • 特徴:筋膜リリースや骨盤調整で姿勢バランスを整えるアプローチが中心とされています。短時間で体の軽さを感じやすい反面、根本改善にはセルフケア併用が必須。
  • 選び方:施術方針の説明が明確で、ホームケアを具体的に提案してくれる施術者を選ぶと安心です。
    整体師の技術はピンキリであるため、口コミや評判をよく調べ、ご自身が信頼をおける施術者を選択しましょう。

関連:出張整体ストレッチのメリット

3) ストレッチ専門施設

  • 相談タイミング:セルフストレッチで可動域に限界を感じる、フォームが正しいか不安な場合。
  • 特徴:トレーナーがパートナーストレッチで筋肉の深部を伸ばすため、短時間で可動域向上を体感しやすいと言われています。運動習慣づくりの入口として利用する人も多いのが現状です。
  • 選び方:スタッフが解剖学や運動生理学の研修を受けているか、継続プランが無理なく提案されるかを要確認。デスクワーカーが多い施設では、イスやPC環境に合わせたアドバイスが得られるメリットも期待できます。

相談前に準備しておくと良い情報

  • 痛みや重さを感じる時間帯・姿勢・作業内容
  • どのようなセルフケアを試したか、効果の有無
  • 既往歴や服用中の薬

これらをまとめておくと、専門家が原因を特定しやすく、再発防止策まで含めた具体的なプランが受け取れると言われています。

オンラインでの相談サービスも選択肢として広がっており、ビデオ通話で姿勢チェックを受けられるプログラムも登場しています。
通院時間が取れないデスクワーカーにとっては効率的と言われていますが、通信環境とプライバシー設定を必ず確認し、安心して話せる場を確保することが前提です。

対面でもオンラインでも、専門家とのコミュニケーションでは「何を期待しているか」をはっきり伝えることが満足度向上につながると言われています。
施術後のセルフケア指導や、職場で実践できるミニエクササイズの提案を積極的に依頼しましょう。

医療機関で構造的問題がないことを確認→整体やストレッチ施設で姿勢改善→日常のセルフケアで維持、という“多段階アプローチ”が理想とされています。
症状の深刻度に応じて専門家を使い分けることで、時間もコストも最小化しやすくなります。

「もう限界かも」と感じる前に相談することが結果的に最短ルート。
選択肢を知り、信頼できるプロと早めに連携することが、長期的な肩の健康につながります。

まとめ

  • 1. 肩こりになるNG行動5選
    • スマホ首・C字姿勢・低モニター・デスク仮眠・水分不足の五つが代表的
    • いずれも“今日から変えられる”行動なのでセルフチェックを
  • 2. 対処法
    • 胸椎ハンズアップ伸び、タオルスライドなど短時間×高頻度のストレッチが効果的
    • ペットボトル常設で水分リズムを整えると相乗効果
  • 3. 原因
    • 筋肉ポンプ停滞・神経感作・姿勢固定化の三重奏
    • デスクワーク特有の環境が慢性化を後押しする
  • 4. 予防
    • ワークステーション調整・マイクロブレイク・アフター5の軽運動で環境×行動×栄養を最適化
    • 一度に完璧を目指さず“即日タスク”から実行
  • 5. 継続するためのコツ
    • トリガー習慣・セルフログ・ソーシャルプレッシャーで“意思いらず”に
    • ご褒美設計と環境投資で自動的にモチベーションを維持
  • 6. 専門家へ相談するタイミングと選び方
    • 痛み・しびれ・頭痛が出たら迷わず医療機関
    • 慢性筋緊張は整体(技術差に注意)、可動域向上はストレッチ施設が目安

肩こりを“仕事の宿命”と諦める必要はありません。
行動を選び、環境を整え、必要に応じてプロと連携すれば、肩は必ず軽くなります。

デスクワーカーだからこそ、自分の身体を資本に投資し、毎日のパフォーマンスを最大化しましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

▼出張整体ストレッチ東京 代表
ダイエット検定の元試験官であり、世界13ヶ国以上の国籍、1~82歳の幅広い世代を担当。

▽所有資格
・日本ダイエット健康協会認定 生活アドバイザー
・日本ダイエット健康協会認定 プロフェッショナルアドバイザー
・日本ダイエット健康協会認定 ダイエットインストラクター
・日本ダイエット健康協会認定 コーディネーター
・MGA認定 コアバランスストレッチ
・国際ライセンス ITEC認定 解剖生理学